後回しにしてしまう癖から抜け出すには

やらなきゃいけないのに、面倒くさいと思ってつい後回しにしてしまう。頭ではわかっているのに、思うように身体が動かない。

後になってから「こんなことならもっと早くやっておけばよかった」と後悔する。こんな経験をしてしまうのも、よくあること。

後回しにしてしまう悪い癖から脱却するには、後回しにしてしまう原因や理由を徹底的に排除する。そして、行動するための考え方や方法を見つければ良いでしょう。

後回しにしてしまう原因・理由を排除する

後回しにしてしまうのは、障壁となる原因があったり、なにかとやらない理由をつけてしまうからというのが大半ではないでしょうか。

  • 面倒くさいから
  • わからないから
  • 難しいから
  • 準備不足だから
  • 実力不足だから
  • 調子が悪いから
  • 失敗するのが怖いから

他にも色々あるでしょうが、思いついたのはこんなところですね。気持ちとしては理解できるのもあれば、もはや言い訳じゃないのというものまで。

しかし、こんなことばかり考えていては、いつまで経っても行動できないでしょう。慎重であるなら良いのですが、考えすぎて何も動けないのでは本末転倒。

面倒くさいから

この気持ち、すごーくわかります。ですが、面倒くさいといって後回しにしたらどうなるか。余計に面倒くさい事態になるかもしれません。そう考えるようにすれば、面倒くさいとか言っている場合ではなくなります。

「息をするのも面倒だ」とか言う前に、とっとと動きましょう。

わからないから

どうやればいいのかわからない。やることが多すぎて、どれから手をつけていいかわからない。それで、動けずにいる。

わからないなら、自分が何をわかっていないのか洗い出し、それを理解できるように動けばいいだけ。自分で本を読んだり、ネットに参考になるものがないか調べてみるなり、詳しい人がいれば、聞いてみる。

必要なのに、わからないことをそのままにしては、前へは進めません。

難しい・実力不足・準備不足だから

別にいきなり難しいものからやらなきゃいけないというわけではないと思います。ですが、今の自分にはできないことだからといって、ずっとやらないのはよろしくないでしょう。

まずは十分な実力が身に着く、十分な準備ができるまでの行動をするのに専念する。今できないことで悩むのではなく、今できることからやるという発想が必要だと思います。

関連記事:今できないことで悩むのは無駄

調子が悪いから

病気になった、怪我をしてしまったという理由で、何をするにも力が入らないくらい調子が悪いのであれば、回復するまで休みましょう。それが最優先でやらなきゃいけないことでしょう。無理しちゃダメ。

ただし、本当にやらなきゃいけないことから全力で逃げるために、仮病を使うのはやめましょう。やらなかったせいで後で苦しむことになるのは、自分ですからね。その結果、本当に調子が悪くなるなんてこともあるかもしれません。

失敗するのが怖いから

これもよくわかります。特に、人前で失敗しようものなら、恥ずかしくてその場から逃げ出したくもなるかもしれません。

しかし、何事も一切のミスなく、完璧にこなせる人なんて、まず存在しません。失敗するのを極端に怖がってしまっている人は、完璧主義者になってしまっているかもしれません。

誰にだって失敗はありえます。大事なのは、失敗したとしても、その失敗から何を学ぶか。失敗をどうやってリカバーするか。

失敗したら自分の死に直結するというものでもない限りは、考えすぎる前に、とりあえずやってみるという勇気も、時に必要でしょう。

関連記事:致命的な失敗さえ避ければ、続けられる

行動するための考え方を身に着ける

後回しにしてしまう原因や理由をとことん排除したら、あとは行動するのに必要なことを身に着ければ良いでしょう。

やる意味を見つける

後回しにせず、できるだけ早く行動するには、「これをやることで、自分にどんなメリットがあるのか」を考えてみると良いでしょう。そんなに難しいものでなく、なんとなくイメージした程度のものでも良いと思います。

自分にとってメリットがあると考えられると、どんどん行動したくなると思います。やれば良いことあるのに、後回しにするなんてとんでもないと思えれば、
自然と行動できるようになるでしょう。

では、例えばどんなメリットがあるでしょうか。
ぱっと思いついたのが、以下の三つ。

  • 自分の知的好奇心が満たされる
  • 達成感・解放感を味わえる
  • 誰かの役に立つ、信用してもらえる

自分の知的好奇心が満たされる

自分がまだ知らない事、わからないことをやろうとするには勇気がいります。ですが、やらないことにはいつまでも知らないまま、わからないまま。

行動し、経験していくことで、今までの自分に足りなかったものが得られる。そういう瞬間って、なかなか快感です。ワクワクし続けたいから、もっとやり続けたくなる。そういう状況に自分を持っていければ、後回しにするなんてことはなくなるでしょう。

達成感・解放感を味わえる

やる前は面倒くさいなぁとか思ってなかなか実行には移せないかもしれませんが、一度やり始めると意外とスラスラできたりすることも。そして、やり終えた瞬間の「やり切ったぞ!」「一仕事終えたぞ!」という達成感は、実に気持ちの良いものです。

やるべきことを片付けた後に、好きな事をやればよりいっそう、楽しいと思えたりもします。

逆にやらなきゃいけないことを先延ばしにして、好きな事だけをやっていても、どうしても不安が付きまとってしまいます。好きな事をやっているはずなのに楽しめていないなんて状況に。

だから、先にやるべきことを片付けて、あとは心行くまで、自分が本当にやりたいことを楽しむ。そう考えれば、後回しにしない方がいいと思えます。

誰かの役に立つ、信用されるようになる

誰かの役に立つことに強い喜びを感じられる人であれば、誰かに信用されるために動こうとするのも良いと思います。

人から不信感を抱かれるより、信用される方がなにかと安心できるというもの。そういった安心感を確保するために動くというのも、悪い事ではありません。

ただし、人を失望させまいとするあまり、自己犠牲の精神でやろうとするのは個人的にはおすすめしません。自分のできる範囲内で、人助けをするのが良いと思います。

危機感を持つことで、動かざるを得ない状況を作る

これからやらなきゃいけないこと全てが、自分にメリットがあるとは限りません。そういうものほど、なかなかやろうとは思えないものです。

その場合は、「これをやらなかったら、後で自分にどんなデメリットが生じるのか」を自分から考えてみるのが良いでしょう。

ただ、この方法をとる場合は、バランスに注意。動かざるを得ない状況にするために、適度なプレッシャーを自分自身に与える。自分で自分を追い詰めすぎない程度に。少し難しいですが…

大切なのは自分から考えて、納得するということ。会社の上司や学校の先生など、他人から危機感を煽られても、納得して行動し続けるのは難しいでしょう。

どうでもいいことは後回しにしても良い

やらなきゃいけないことを後回しにするのはまずいですが、全てやらなくてはならないというわけでもありません。

人間、一度にできることは限られています。手は二本しかありませんし、時間も体力にも限界があります。やることがたくさんあったとしても、それらを全部一度にやるのは困難。今、自分が一番やらなきゃいけないことはどれか判断しましょう。

逆に言えば、今すぐやらなくても問題ないものは後回しにして良い。やらなくても良いものがあれば、頭の中やスケジュールから捨ててしまいましょう。自分にとってどうでもいいと思えるものにまで労力を使ってしまうのは、ストレスですからね。

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