就職活動や恋愛などでも「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」が用いられることがあります。確率で考えてみると、1回だけガチャを引くより、10回や100回引いた方が、自分にとっての当たりを引ける可能性は高くなるでしょう。運を味方をつけようとするのであれば、試行回数を多くするのは有効な手段です。
今の自分にはまだ何もないという状況であれば、それでも良いかもしれないですが、やみくもに何でもかんでも数をこなせば良いというわけではありません。せめて、撃っても問題ない方向に構えてから、撃ちまくりましょう。オウンゴールだけは、なんとしてでも避ける!
弾数には限りがあるから、次第に命中精度も上げる
生きていればいつかは寿命が来るもの。自分の人生で使える弾数(時間)は限られています。
最初は下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦でも良いですが、いずれは自分の狙いたい的がある方向を見つけ、そこに向けて撃つようにしないと、ほとんど無駄撃ちで終わってしまいます。
後で狙いたい大物が目の前に出現しても、すでに弾を使い切っていたら仕留められません。いざという時のために弾を温存しておくのも、一考の余地はあると思います。
ずっと下手で命中率が悪いままの状態であれば、撃ち方を変える必要があるでしょう。ただやるだけやって成否関係なく、分析もせずにまた次の挑戦をしても、上達しません。これではただの運勝負にしかなりません。
自分の人生を運だけに任せたいわけではないのなら、数撃ちゃ当たる作戦だけをずっと続けるのは、止めておいた方が良いと思います。
数撃ちゃ当たるから狙い撃ちへ
まずは数撃ちゃ当たるを試す。この段階では、特に視野を広めておくと良いと思います。自分のやりたいこと、行きたい場所はどこにあるか。日本国内なのか、海外なのか、宇宙なのか。いろいろな世界の情報を知れば、元々興味なかったもの中から、思わぬ興味が湧くかもしれません。
狙いたい的が見つかれば、そこを中心に撃ち続ける。なかなか当たらないなら、命中精度を上げる撃ち方を考えるか、もっと自分が狙いやすい的へと方向転換するといった感じに、挑戦していくと良いでしょう。
百発百中は難しいでしょうが、命中率が上がれば、少ない弾数で済むので、次の的を狙いにいける余裕も生まれるというわけですね。ただし、早く成功させたいからといって、焦らないのも大事。
すでに使える時間などに限りがある人は、どうして自分には時間がないのか見直しが必要です。自分が抱えているもので、無駄なものや優先順位の低いものから切っていきましょう。
どれも大事なことだと思っても、分身でもできない限りは、一度に全てのことをやり切るのは不可能。下手なことをすると、全て中途半端なものになりかねません。思い切って余計なものは大胆に捨てて、最も大事なものだけに焦点を絞る勇気を持ってみるのも、考えてみる価値はあると思います。