人は「勝ち組」か「負け組」かのどちらかに分けられることがあります。勝負事であれば、勝つ人がいる一方で負ける人もいる。たまに引き分けで終わることもありますが、ほとんどは勝敗が決まることが多いでしょう。
競争社会の中で生きるか、脱競争で生きるか決める
競争で生き残れる者は高評価を得られる
ビジネスやスポーツなど、自分以外にもライバルがいる世界は多いです。競争社会で生き残るには、強くあり続ける必要があります。
努力や成長を止めてしまうと、あっという間にライバルに抜かれ、もう二度と追いつけない、なんてことも珍しくはありません。
そんな環境の中で生存し続けられる人は、並々ならぬ鍛練をし続けているのでしょう。だからこそ、人に感動などの価値を与えることができ、評価されやすいのだと思います。
自分もそういう存在を目指してみたい。勝負する事自体が楽しいと思えるといった人であれば、競争の世界で生きるのは良さそうです。
競争が苦手な人もいる
一方で、競争に敗れる人もたくさんいます。世の中には、誰かと競うのが嫌いな人だっているでしょう。そんな人が敵だらけ、負けだらけの人生を過ごし続けるのは辛い。
競争するというのは、自分以外のペースに合わせなくてはなりません。好きじゃないことに急かされる、追われ続けるのって、結構ストレスが溜まるものです。そうして追い詰められた人の中から、自殺してしまう人も出てしまうのかもしれません。
物質的には十分豊かになっている(と思われる)現代の日本では、全員が常に競争する必要はないのではないかな、と個人的には思います。
競争が嫌い(苦手)な人も、人生そのものを賭けた勝負をし続けなくとも、別の道を選んで生きていける方法はないか探してみる価値はあると思います。
月並みな言葉かもしれませんが、人生は勝ち負けだけじゃないでしょう。もちろん人生には受験など、勝負しなければならない時もあるものですが、一生戦い続けなければならないのか、となると…?
こんなこと言うと、「現実逃避」「甘え」「根性なし」「腰抜け」といった反応を返す人もいるかもしれません。
私はこの世から全ての競争を失くすべきだなんて極論を主張したいわけではありません。競争によって生み出される価値だってあるとも思うので。
ただ、競争が嫌いな人までを同じ世界に引き込むのは、しないで欲しいとは思います。
お互いの生き方を尊重する
他人を騙したり、蹴落としたりするのも勝つための戦術とは言えますが、現実で人に対してやったら、報復されたり、人が離れていきます。
競争の中で生きていくにしても、人を陥れるのはやめておきましょう。騙し合い等をするのは人狼ゲームといった、娯楽の中だけで良いと思います。
足の引っ張り合いより、お互いを高め合う良きライバル同士の関係を。勝負に生きる人とマイペースに生きる人が共存できるためにも、相手へのリスペクトは忘れないでおきたいですね。